ドイツ車を作り出しているメーカーは、時代と共に吸収・提携などを繰り返しています。現在の代表的なものは以下の6つというところでしょうか。
・アウディ
・オペル
・ダイムラークライスラー
・BMW
・フォルクスヴァーゲン
・ポルシェ
それぞれに独特のスタイルがあり、どれをとっても男気溢れんばかりの作りをしています。各メーカー別に少々見ていきましょう。ここではまず前半の3社を紹介します。
■アウディ
アウディは現在フォルクスヴァーゲンの傘下に入っています。フォルクスヴァーゲングループの中・上級車部門を受け持つブランドとして位置づけられているのが今のアウディと言っていいでしょう。日本ではあまり人気が無いですが、ドイツ国内ではBMWなどと同じようなブランドイメージを持たれており、中国では高級車の代名詞と言っても過言ではありません。エンブレムが異彩を放っており、フォーシルバーリングスと呼ばれる、4つのリングが組み合わされた独特のものとなっています。この4本のリングは、アウディの前身であるアウトウニオンに参加した4つの自動車メーカーをそれぞれ表しています。アウトウニオンはそれらが合併して作られた会社です。
■オペル
オペルは他の自動車メーカーとは異なり、面白いことに元々ミシンや自転車を製造していたメーカーです。その創業者が亡くなった後に、息子5人によって自動車製造が開始されました。日本ではオペルはお洒落なお姉さんが乗っているコンパクトカーの印象が強いようです。1960年代にフォルクスヴァーゲンのビートルに対抗してカデットと呼ばれる車を生産し、熾烈な販売競争をしていたことからも、オペルはコンパクトカーに力を入れていた感が伺えるのではないでしょうか。基本的にオペルはアメリカのGMの傘下に入っており、世界中のGMの拠点と連携して活動しています。
■ダイムラークライスラー
ドイツのダイムラーとアメリカのクライスラーが事業提携して生まれた世界最大級の自動車メーカーの1つ。商用車に限れば本当に世界最大のメーカーです。抱えているブランドもそうそうたるもので、日本に輸入しているものだけでも、ベンツ、マイバッハ、スマート、クライスラーやジープといった面々が揃っています。しかし、クライスラー側の業績不振が改善されず、2007年5月にダイムラークライスラーはクライスラー部門の売却に踏み切りました。近い将来クライスラーの名前が外れる日がくるかもしれません。